Tracy Funchesの撮った一枚

25歳くらいの時の日比康造の写真。

撮ってくれたのは、NY出身のフォトグラファー、
Tracy Funchesという男。

俺がNYの街をぶらついていた時に、
唐突に腹が減り、
目の前を歩いていた黒人の青年に声をかけた。

「このあたりで、なにかうまいものを食わせる店を知ってるかい?」

そしたら薄いファイルをかかえた男は答えた。

「オーケー。これから俺は写真を現像に出すところなんだが、付き合ってくれるかい?
そしたら一緒に食べに行こう。」

「もちろんだ。」

そんな訳で、まずはその男と現像所に行き、作業を済ませ、
二人で飯を食べに行った。

道中、スパイク・リーとすれ違って楽しく談笑したりして、
あぁやっぱりN.Yなんだなぁと思ったのをよく覚えてる。

果たして何のレストランだったか忘れたが、目的地に着いて、
そこで俺があんまりたくさん食べるもんで、
それを面白がってくれたのか、単に気が合っただけなのか、
俺たちは友達になった。

その後、麻薬の売人たちの世界を撮った「PIMPNOSIS」という写真集で
一躍彼は時の人となる。
東京で個展を開いた時は、一緒に手伝ったりもした。
その頃に写してくれた一枚。

もて余す自意識と、欲求と、怒りが渦巻いていた頃。
空回りで煙を吹きながら、ゴムの付いていないむき出しの車輪が地面とこすれて
走るたびに火花を散らしていた頃。

あれから15年の時間が経った。

変わった部分と、まったく変わってない部分。
さぁ、ここからだ。

Tracyの写真

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日比康造

Author:日比康造
日比康造HP
www.kozohibi.com

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